つまがたり

どうでもいいことを、あーでもないこーでもないと大真面目に。2児の母が、悩みながら考えたことをつづりつつ、どうにか前に進もうとするひとり語りブログです。

専業主婦にサバティカルを

保育園の一時預かりを利用しようとしているのだけど、

就労のための利用でないものは「リフレッシュ利用」という名前にされるのを、

どうにも違和感がぬぐえない。

 

www.tsumako.com

 

お迎えの時には「リフレッシュしたよ!」とわかるような、

フレッシュさを得て戻ってこなきゃいけないような、

変なプレッシャーを感じるのは、私みたいなひねくれた親だけかしら…。 

 

じゃあどういう名称ならしっくり来るのかと、数日考えていて、

「これなら」と思えたのは、「サバティカル」だった。

 

サバティカルとは

サバティカル(英: Sabbatical)とは、使途に制限がない職務を離れた長期休暇のこと。
長期間勤続者に対して付与され、少なくとも1か月以上、長い場合は1年間となることもある。6日間働いた後、7日目は安息日とする旧約聖書のラテン語 "sabbaticus" (安息日)に由来する。

伝統的には大学教員に多く採られている制度であって、研究休暇、在外研究などの呼称もある。研究者、カトリックの聖職者やプロテスタント系の牧師、小説家、漫画家、音楽家、スポーツ選手などがしばしばサバティカルを使い、長期研究調査や執筆などの目標達成、あるいは休息する充電期間として用いる。

サバティカル - Wikipedia

「長期間勤続者」ということになっているけど、

妊娠・出産を乗り越えたことと(いなかった人を生み出して存在させ始めたんだよ、すごい)、

今後期待される貢献をもって「家庭への長期勤続」ということにしたい(いいじゃないか…だめ?)。

ここでは、1ヶ月、1年といった長期間の休みは求めない。

本来の「安息日」どおり、「6日間働いた後、7日目は安息日」なのだから、

そうだ安息日が欲しい、私は充電したい。

 

私にとって、「リフレッシュ」が受け入れにくいのは、

「リフレッシュさせてもらったんだから、そのあとはリフレッシュした心と体で家事育児に向かいなさい」と言われている気がするからだ。

「リフレッシュさせてあげた」感があるからだ。

そして、「refresh」は「re+fresh」だけど、心身のfreshさというものは、

そんなに簡単に取り戻せるものだと私が思っていないからだろう。

育児の負担の重さと、「リフレッシュ」の言葉の軽さは、

私には、どうも釣り合っているように思われない。

(このあたりは言葉の好みなので、「リフレッシュ」ということばが好きで受け入れやすいという人もいるだろう。)

 

ワーママにもサバティカルを

 私は今は専業主婦なので、専業主婦の立場からのほうが考えやすいので、

専業主婦にサバティカルを、というタイトルで書き始めたけど、

ワーママこそ、仕事でも家事でも育児でもない時間があるといいと思う。

そうじゃないと、大変さだけを背負ってしまうじゃないか。

 

ただ、ワーママにはワーママのモノの見方もあると思う。

私はワーママから離れて久しいので、ワーママにはまた専業主婦とは別のサバティカルのとり方があるような気がする。

育休中も柔軟に働けるとか、復帰後も柔軟に休めるとかの方が、ありがたいのかもしれない。

職場によっても個人によっても、何がありがたいのかは違う気がする。

 

 

連続のワンオペ育児は、

「頑張ればできる」ことではなく、危険なことだと、理解したい。

連続してワンオペが続いたら、ちょっと強制的に離れたほうがいいように思う。

より直接的な表現をするならば、虐待を防ぐために。

 

 児童虐待は以下のように4種類に分類されます。

身体的虐待

殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、

やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、

縄などにより一室に拘束する など

性的虐待

子どもへの性的行為、性的行為を見せる、

性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など

ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、

自動車の中に放置する、

重い病気になっても病院に連れて行かない など

心理的虐待

言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、

子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう

(ドメスティック・バイオレンス:DV) など

出典:児童虐待の定義と現状|厚生労働省

 

虐待の定義は、冷静で元気なときに見ると、「まさか」と思うんだけど、

疲れた頭と体で、ついうっかり虐待につながってしまうことだってあると思う。

24時間休みなしで、授乳、食事の世話、着替えさせて、おむつ、お風呂、公園に出かけて遊ばせて、それぞれがテンポよく進まず駄々こねられて、そういうのと同時に買い物に行ったり予防接種の計画を立てたりもして、それに具合が悪くなれば通院、夜泣き対応もしたりしていて、それがずっと続いて、大人としゃべる機会もなくて、自分だけに大小さまざまな判断が託された状態が続いて、冷静な自分を失わないでいられるといえるだろうか。

 

むしろ、安息しなきゃだめくらいの強制力のあるものとして位置づけられたらいいのにな。

感じとしては有給休暇くらいに浸透して、とるべきもの、とる権利があるもの、とるのが普通なものになるといいと思う。

 

いずれにせよ、

家事育児から離れて、サバティカル中のママは、

したいことをするといいと思う。

たまった家事を少しでも片付けたい人はすればいいし、

まったく関係ないことをするのもいいと思う。

 

ああ、サバティカルが欲しいなあ。

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